アルコールによる筋トレ・ダイエットの影響について

アルコールによる
筋トレ・ダイエットの影響について

今回はアルコールとダイエット、そして筋トレに与える影響について解説していきましょう。

アルコールは太らないとよく言われたりもしますが実際の所どうなんでしょうか?

いきなり結論からお話しますとアルコールはダイエットにはマイナスです。

主なデメリットは

• 男性ホルモンレベルの低下
• コルチゾールの増加（筋分解の促進）
• 肝臓の疲労・機能低下
• 筋たんぱく合成レベルの減少

などです。

大野

コルチゾールはストレスを感じた時にも分泌される副腎皮質ホルモンです。
筋肉の世界では
「イライラすると筋肉が落ちるからニコニコしていなさい。」なんてアドバイスされたりします。

ダイエットだけでなく筋肉にもマイナスですね…

ただアルコールを飲みながらでも
瘦せられない事はないし、
お酒を飲む事を楽しみにしている方も多いので、
あまりネガティブな発言はしない方が多いといった所でしょうか。
糖質制限の指南書でも糖質が少ない蒸留酒なら飲んでOKとルールを定めていたりする事も多いようです。

筆者の指導しているお客様の中でも

毎日アルコールを飲みながらダイエットをしていたが、
飲むのを辞めた途端ダイエットが加速されたという方は非常に多いので、
貴方はどのレベルのダイエットを行いたいかによってアルコールを飲む、飲まないの判断をしていくと良いでしょう。

エンプティカロリーだから太らない?

お酒はエンプティカロリーだから太らないと言われますが、どうなんでしょうか?
アルコール1g当たり7.1kcalと実際にカロリーは存在します。
そもそもエンプティカロリーとはカロリーはあるけど栄養はないという意味なのですが、それは置いておきましょう。

アルコールを摂取するとそれは熱エネルギーとなり、その結果、身体の体脂肪や糖（グリコーゲン）が使われなくなります。

本来使われるはずだった脂肪や糖が、使われなくなる。

これは肥満に与える影響はあると言えるでしょう。

更に脂肪合成酵素の活性化の問題もありますので、太らないという事は言えないのでは無いでしょうか。

お酒を大量に飲む生活を続けているが、そこまで太っていないという方の身体を実際に見てみると、
筋肉量が少ない為に引き締まっても見えないという状態の方もいらっしゃいます。

これは筆者の仮説ですが、

• 大量にアルコールを飲んだ結果、それ以外の食事量が減ってバランスが取れている
• 脂肪が増え肥満にはなったがアルコールによって筋肉が減少しトータルの体重としてはそこまで変化していない

という変化もあるのかもしれません。

お酒好きのあなたへ

そうはいっても

• お酒を飲む事が人生の楽しみ
• お酒を飲む仕事をしている
• 酒と涙と女
• 時代遅れの男になりたい（河島英五）

という方もいらっしゃると思います。

筆者は日本在住時、夜の仕事をなさっている方のダイエット指導を多く行ってきました。

そういった場合の対策としては

• アルコール以外の部分を徹底し、ダイエットを行う
• アルコールを飲む際のおつまみの管理
• アルコール代謝の際に消費される栄養素をサプリメントで補う
• 肝臓のケアやコルチゾール対策を行う

といった形で出来る事は徹底頂きながらダイエットやボディメイクを取り組んで頂くと良いでしょう。

大野

お酒を飲むのが仕事という方も、一緒におつまみを食べるor食べないは自由だったりしますからね…

「お酒を飲む分、他の部分は徹底してダイエットを頑張ってみよう。」という思考はダイエット達成には重要ですね。

理想の身体目指して、ダイエット・ボディメイクを頑張っていきましょう。

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